Irigoma-mechanicの日記

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今話題の「MaaS」って何?

この記事は今話題の「MaaS」について解説した記事です.

約4分で読めます.

 

 

MaaSとは

最近ニュースやSNSをはじめとしたメディアで見かけることが多くなった「MaaS(マース)」.

英語の省略したやつって何のことだか,わかりにくいですよね.(´;ω;`)今日はそんな「MaaS」を分かりやすく!解説していきますよー.

 

それではズバリ!「MaaS」とは,

従来の交通手段やサービスに,自動運転やAIなどのさまざまな技術を掛け合わせた,次世代の交通サービスのことである!

           

 

 

MaaSの概要

と言われましてもね,なかなか理解難しいと思います.ゆっくりいきましょ.('ω')ノ

 

まず,「MaaS」が何の略かというと「Mobility as a Survice」.サービスとしての移動という意味になります.モビリティという言葉自体,聞きなれない方も多いかもしれません.モビリティは本来「体の動きやすさ,機動性」また「社会などの流動性,移動性」を意味する言葉でしたが,近年では意味が転じて「人やもの,ことを空間的に移動させる能力,あるいは機構」のことを指すようになりました.そのため,今時点でのモビリティの意味を簡潔に答えるとするならば,移動手段ということになると思います.

  

 

では次に「従来の交通手段やサービスに,自動運転やAIなどのさまざまな技術を掛け合わせた,次世代の交通サービス」って一体どういうこと?という点について説明していきます.

聞いていれば,自動運転やらAIやら話が出てきて「なんだ,まだ先の話じゃないの」と思ったそこのアナタ!MaaSはね,既に私たちの身の回りに存在しています!(まだまだ小規模なものだけどネ☆)

え?と思うでしょ(*'▽') でも本当なんです.なぜならMaaSが目指している,その凄い交通サービスはすごく長期的な目標で,今現在は小さな目標を少しずつクリアしている途中だからです.ちょっとは納得してくれたかな?

 

日本が掲げる,小さな目標というのがコチラ

                                

レベル1:目的地までの最適なルートを,複数の交通機関を横断して検索できる.

レベル2:複数の交通機関の予約や支払いを1つのサービスで一括で行える.

レベル3:1つのシステム上で公共交通機関やタクシー,レンタカーの利用ができる.

レベル4:国の政策や都市計画においてレベル3を実行できる.

                           

 

 

2022年の時点では,レベル1~2相当が行われているようです.ネットで○○から○○までの行きかた,で検索するとすぐに最適な交通手段が提示され,およそどのくらいの時間がかかるのか,どのくらいの金額がかかるのかが分かるようになっていますよね.一昔前に比べれば,交通機関もネットで予約できるものが多くなってきました.夜行バスや新幹線は既にインターネットで乗車券を買うことが出来るようになっており,多くの人がそのサービスを利用していると思います.

 

日本のMaaSはまだまだ発展途上のものですが,今後一気にさらなる発展・普及をとげていくと考えられます.MaaSを導入することによって,人々の交通の利便性が向上するだけでなく,交通渋滞の減少や高齢者・地方在住者の交通手段の確保などのメリットが多くあると考えられています.

 

 

話題の理由:独自考察

近年MaaSが話題になっているのは,その市場規模が莫大なものになる可能性があるという見通しが立っていることが理由の一つであると思われます.三菱総合研究所の発表したレポートによれば,「自動車だけをとってみても,現在,世界で650兆円ある関連消費が2050年には1500兆円にまで拡大し,そのうちMaaSの市場規模は900兆円に達する」との予測がたてられています.世界的に自動車産業の変革期が訪れており,海外が既に先駆けている新しい取り組みについていかざるをえないのかとも思います.輸送機械のうち自動車は国家規模の大きなお金を動かす重要な役割を占めているため,自動車業界の大号令によりMaaSは私たちの耳に入りやすくなっているのではないかというのです.

日本としても,世の中でSDGsが叫ばれている中で,出来るだけすぐに目に見えるような結果として環境問題の緩和や解決を目指したいところではあるためMaaSを推進して,カーシェアリングや公共交通機関をもっと利用しやすくする等で輸送率を上げ,排ガスを抑えるという試みもあるでしょう.

 

          

少子高齢化が進む過疎地域における交通サービスの縮小もこれにより食い止められると考えられます.そうすれば免許返納をした後でも,交通サービスの恩恵からあぶれることなくどこに住んでいても,何歳でも生活しやすい環境を整えることが出来るようになるはずです.

色々な点で日本とMaaSは相性がいいように感じます.他の国に大幅な遅れをとることなく早急に整備を進めていただきたいとわくわくしながら見守りたいと思います.

コロナウイルスの影響もあり,多くの人が情報を扱うことに慣れ親しんだように感じます.これは情報化社会へ移行すると点では,ある種いい影響を残してくれたのだと思います.しかしながら,いまだに情報の扱いに慣れていない年代の人々が存在することも忘れてはいけません.そういった方をサポートするような,取り組みやシステムも同時に育っていくと嬉しいですね.一部の人が便利になるのに,一部の人にとってはとてつもなく不便になる,ということはできるだけ避けなければいけないと私は思います.

 

        



まとめ

今回の記事では今話題の「MaaS」について解説しました.私たちの身の回りでどんどん技術は育っていきます.その様子を見守りつつ,我々はその利便性を享受することにしましょう...(∩´∀`)∩これからはどんなことがアタリマエになっていくのでしょうね.